絶景好き自然好きの多くがご存じであろう、マッターホルン。実物に出会って言えること、一言で言えば「想像を超えて美しかった」。ここでは、マッターホルン(グレッシャーパラダイス)に訪れて得た感動をお届けしたい。
マッターホルン(グレッシャーパラダイス)について
ツェルマット駅(ゴンドラ駅)からグレッシャーパラダイス駅:約40分(ゴンドラ)
グレッシャーパラダイス駅:ゴンドラ駅としてヨーロッパ最高標高
グレッシャーパラダイス標高:3,883m
マッターホルン標高:4,478m(アルプスの山の中では標高No.6)
ゴンドラとリフトによる接続ルートが豊富な為、途中下車とハイキングもおススメ。
マッターホルンそのものは、交通機関は整備されておらずガチ登山家が登る山。よって、一般的に言うマッターホルンとは、周辺の山からそれを楽しむものとされる。
ここでは、一般人が最も近くまでアクセス可能で最もマッターホルンに迫れるコースとして、グレッシャーパラダイスを訪れたログを紹介したい。
なお、ツェルマット(マッターホルンを楽しむ旅の拠点となる街)からマッターホルンを楽しむ旅のオプションは数多く、別ログで幾つか紹介する。
ワクワクが止まらない。ツェルマットの街から見上げる、表情豊かなマッターホルン。
ツェルマットはマッターホルンの為の小さな街。多くの民家/宿泊施設の窓からはマッターホルンを拝める街全体の設計になっている。写真は当時の宿泊施設から(上から順に、20:30、05:30、06:30頃に撮影)。
時間によって表情が変わるマッターホルン、何時見ても美しい。今から登頂の期待が高まる。
登頂日の朝、快晴。ゴンドラはマッターホルン目指して一直線。
標高が高くなって反対側を振り返ると、ツェルマットの街とそれを囲むアルプスの山々が拝める。周辺が険しい為、マッターホルンを楽しむにはツェルマットが一番(唯一)だとか。納得。
正に別の顔。グレッシャーパラダイスから見る、ピラミッド型マッターホルン。
途中、マッターホルンを見失う。標高が高くなることで視点が変わり、見えるラインが全く違ったものに。ガイドブックなどにも記載があるが、本当に気付かなかった。下の写真は中継駅からのマッターホルン(ん?マッターホルン?)。
そして、ここからゴンドラは一気に角度を上げ、グレッシャーパラダイスへ。見事なピラミッド型マッターホルン。空の青とのコントラストもあり、息を飲む美しさに酔いしれる。当施設の頂上の360°パノラマデッキだけ急に日本人率が高かった(たまたまかな)、みんな好きですマッターホルン。
反対側はと言うと、イタリア国境の万年雪世界。隣接のブライトホルン(標高:4,164m)まではここからのハイキングルートも。登りに行くであろうスノーブーツ履いた子供たちもおり、挑みは出来そうだが、見る限りそれなりの体力と備えが必要。
酔いしれたついでに、酔うてみる(朝です)。
これぞスイスの絶景。ただただ魅了される、圧倒的存在感を放つマッターホルン。
既に十分満たされているのだが、この機会なので欲張る。このに至るゴンドラは、接続リフトも含めると複数のルート設計が可能。また、グレッシャーパラダイスまでのチケットがあればどのルートを選んでもOK。ということで、復路はマッターホルン寄りのリフトを乗り継ぎ、途中ハイキングもかじる。シュワルスゼのツェルマットサインもしっかり押さえる。
よく知る表情のマッターホルンが、ここからだと目前に迫る迫力を感じた。遠近感が麻痺する。
反対側はパノラマ。ツェルマットがある谷を挟んでゴルナ―グラート、奥にゴルナ―氷河やモンテローザも鎮座する。
分かる。ここなら元気100倍になれる。贅沢感極まりない。
想像を超えて美しかった。
すっかり満たされ、帰路へ。近づいてくるツェルマットの街、マッターホルンが既に恋しい感覚に襲われる。終始マッターホルンに魅了されっぱなしの一日だった。
マッターホルンが見せる様々な美しいライン。見飽きることが無い。そして、それに見惚れながら自然の中に浸っていると心が洗われる。出来ればまた(来たい)。そう感じたマッターホルンだった。
控えめに言って写真では全然伝わり切らない魅力がそこにはある。是非、直接感動を味わって。
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